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コルセンー5
もう一つ理由があるとすれば、その2つの店舗のスタッフはとても仲がいいというのがある。
なぜなら、店長同士が同期だからだ。
少し前は人手不足でなかなか人材が集まらずに、一時期その両方の店を所属していたスッタフが居たこともあったと聞いたことがある。
でも、最近はそのことは解消されたと聞いている。
けれど、スタッフが立寄った際に手土産を渡していて、それが万が一にでもお客さんの手に渡ってしまった場合
「あり得るのでは!」
と思い至ってしまったわけで、どう対処しようか迷った理由はそこにあるのだ。
なので、探る名奥で7日の時点で、一度伊東の方からその点の確認の返事をした結果が、
「その日は、カフェに行っていません。」
という、このメッセージだった。
一応、添付にレシートの写真も送られてきているので見てみれば、お客さんが言っているとおり、7月5日の日付けの登録で、商品名は言っているとおりに印刷されていた。
昨日からのやり取りも含めて、それも取り込んで添付しファイル郡に入れておく。
仕方がないので、次の窓口である営業部の中にある危機管理室の紺野(こんの)課長 へと、この件を回すことにした。
自分では、どの担当にすればいいか判断しかねたからだ。
困った時、他のセクションへのクッション的な役割の人。
普段は、どういうクレームがあったかだけを報告する相手。
この手の案件は、以前は口頭での説明を要していたのだが、最近ではシステム化されていて、いちいち会わずの処理することが出来る。
このあたりの迅速なシステム化を産休に入る前の細谷がまるっと社長と直談判し、そそれらにお金を掛けてくれたのだが・・・。
しかし、伊東は、それでもニュアンスがわかりにくいものは、別の理由もあって危機管理室にまで出向いていた。
ただ、ここ1週間はそのシステムに感謝している。
今、伊東は、紺野とは会いたくないからだ。
さくさくっとまとめて、紺野のシステム上のBOXに入れて終わらせた。
細谷はそんな伊東にイライラが募っているのを遠目で見守りながら
(あら、紺野さんと喧嘩でもしたのかしら・・・)
と、こっそり思っている。
あの子、すぐわかるからかわいいのよね。とニヤニヤしながら。
そして、同じ様にあおいも
(伊東さん、今日も相変わらずブツブツとなんか言ってる・・・)
あの人は、仕事めちゃめちゃ早いけど・・・独り言多いって気づいているのだろうか・・・と、こっそり思っている。
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なんだか、最初から色んな設定作ってますな。
どうなるんでしょうか。
クレームって、大切ではあるけど、ちょっとっていうのもあるんですな。
たしかに、女のお前に何がわかる!っていうクレームあるって聞いたことあるある。
居るんだな、昭和の遺物的な人間・・・。
お客様は神様的な。
ウケる。
なんか、なんも知らなかったけどさ、変なの入ってたとか、そういうのばっかるだとおもってたぜ。
しかし、違う店の商品入っているっていう設定なんなん?
そんな事あるのかね?
しっかし、細谷すげー人。
この後どうなんだろーね。
そういう人と一緒って、働きにくいけどな。
伊東、もしや、鈍感か?
そして、なんか伊東とこの後でてくる、危機管理の紺野って人、なんかあるのかな?
みんなになんか気付かれてるみたいな予感がするけど、伊東なんか気になるぞ。
鈍感、伊東どうなるんだ!!
まあ、こんな感じで進んでいくスタンス。
ちょっと、小うるさいのがちょいちょいあるけど、まあお気になさらず。
さてさて、次のステージに、いってみよー。
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