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Hungry spider 2021
恐ろしいことに、この小説は盗作です。
パクリ元『猟奇的な愛のおはなし』
https://estar.jp/novels/25782890
仁科佐和子君!
えーっと……佐和子くん!
……返事がないから勝手に進めます( ´艸`)
あ、やってみますか? おなじみの皆さん。
「盗作リレー小説」
今回は本人の意向は無視してエンディングの後に勝手に話を作るやつでも
( ´艸`)
本人怒るだろうなぁ。
潔く行ってみますか? 往年の「行くぞリレー小説!」の変則、勝手に話を作るよバージョン!
https://estar.jp/creator_tool/novels/25695236
責任は負えません。
***
それは突然のことだった。
俺の領域にその女は音もなく迷い込んできた。
薄汚い日陰者の俺とは明らかに違い、女は美しくお天道様の下で華やかに生きているもののオーラを纏っていた。
朝露の玉、絹の糸、その中でもがく女の横顔は苦悶を浮かべながらも気高い。その顔がふいとこちらを向き、見てはいけないはずの目が合う。思わず身を引く。俺はどうせ日陰者。
女の顔に浮かぶのは恐怖と侮蔑。分かっている。分かっていた。それが定めなら容赦などいらない。飢えているのだ。それでも思い出すのだ。俺のボロ家を美しいと言った女の言葉を。
歩み寄る。女はさらにもがく。歩み寄る。女が叫び声を上げた。
「誰か助けて!」
殺してやる!
突如沸き起こった憤怒の激情が俺を襲う。前に進むことが傷つかないこと。
手が届くところまで来たとき、気持ちは萎える。
「なんて美しいの、この糸は」女の無邪気な声が蘇る。
ダメだ、できない。俺にはできない。俺は急いで駆け寄る。
「大丈夫だから」
「やめて!」
「大丈夫だから。いま助けてやるから」
「近寄らないで!」
思いもしないところに引っかかっている。どうしたものだ。星のような粉を撒くその体を見つめた。しかし、これを外さなければ助けることはできない。
「誰か助けて!」その声を悲しく聞きながら、罠を外そうと必死になる。いつもなら容易なはずなのに手元が震える。ここを外せば自由になるはずなのに思うようにいかない。
しまった!
アゲハ蝶の片方の翅がヒラヒラと舞い落ちていった。俺はそれを目で追う。追ってみたとて取り返しはつかない。
「すまない。すまなかった」
飛べない蝶は生きてはいけない。蜘蛛は泣きながら己の体と蝶の体を自らの糸で巻いていった。ぐるりぐるりと巻いていった。
「こんなことをする気はなかった。すまなかった。せめてできることは俺も死ぬこと」
アゲハ蝶の声は返ってはこなかった。
「俺みたいなもんと最期を迎えるなんて、お詫びのしようがない」
「助けてくれようと、したのね……ありがと」小さな声が日差しの向こうに消えた。
─fin─
タイトルからお分かりのように、槇原敬之の名曲です。
https://estar.jp/novels/25695295/viewer?page=5
「勝手に話を作るよバージョン!」
味噌さん行っちゃいました( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )❤︎
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