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瞬間、目の前に赤が飛び散った。
首が熱い。
視界が180度回転する。
目の前には泣きじゃくる幼馴染の顔。
「…なか…ないで…？」
僕はゆっくり右手を上げて彼女の頬に伝う涙を拭いながらそう言った。
視界が暗転しかける。
まだ耐えてくれ、自分。
「…なぁ」
力を振り絞って声をかけた。
「なあに…？」
泣きながら彼女は僕の声に答えた。
「……好き…だった…お前…のこと…」
振り絞って言った言葉。
あぁ、やっと。
やっと言えた。
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