1人が本棚に入れています
本棚に追加
後日談
彼が死んで、どれほど時が経っただろう。
隣に置いてある百合の花がどれだけ彼に見えただろう。
…確か今日は転校生が来るとか言ってたっけ。
まぁ、もうどうでもいいけど。
あれ…そういえば百合の花が無い…?
…あぁ、転校生が座るのかな。
「席についてー」
先生が扉を開けるなりそう言った。
「今日は転校生が来てます
入りなさーい」
そう言われて扉が開く。
私は目の前の光景に目を疑った。
なんで、どうしてあなたが…。
…生きてるの…?
最初のコメントを投稿しよう!