冷たい人【恋愛のほう短編】

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 俺の喉と同じようにカラカラに乾燥した晴れた冬の空の下で、  ザァザァぶりの雨にただ打たれているような気持ちで、  その言葉を聞いた。 「智司(さとし)、私、鈴原(すずはら)君に告白されたんだ。どうしよう」  覚悟してたのに、ハンマーで殴られたようだった。
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