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プロローグ
僕は薄暗くて、冷たい所に漂っている。
息も苦しくて、塩水が傷口に染みて体中いたくて絶望に打ちひしがれている。
生きる気力も無くしてそっと目を閉じた。
。
。
。
『おい!!……しっかりろ!!』
どこからか声がする……
周りが騒がしい。
僕は死んだのかな…
。
。
。
なんか眩しい…
眉をひそめて瞼を開けてみる
目の前には真っ白い天井。
周りは白衣を着た外国人の人が
バタついている。
僕は酸素マスクやら
色んな管が着いていた。
「よかった……目が覚めて。」
声がする方を見ると知らないおじさんが
「お、…おじっさ…ん、だれ……?」
声を出そうとしたら掠れて思うように出なかった。
「俺の名前は、光井 春人。 君は…?」
僕??僕の名前は……
あれ?
「ぼ、…くは…だれ……?」
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