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笑いながらツマミを食べる倉本の後ろに違和感を感じ画面を見つめる。
ドアが不定期に少し開いたり閉まったりしているのだ。
家族かな?
何の気なしに時計を確認すれば1時半を過ぎたところ。
こんな時間に起きてるのかと首をひねる。
「倉本の家族って夜遅くまで起きてるんだな」
ん?と画面へ不思議そうな顔をした顔が近づく。
[もう皆寝てるけど]
カメラに顔が近いせいで、ゆらゆらと動く扉が少ししか見えない。
よくわからないけど背中がゾワリとして顔が強張った。
[後ろ!]
誰かが叫ぶ。
ビクリと立ち上がり後ろを振り向いた倉本。
[うわあああぁ!!!]
絶叫と共に、その背中がPCにぶつかって真っ黒になり消えた。
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