時代を超えて

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こんな事されたら困るよね、、、 申し訳ないな、、、 「ほら」 「え?」 手に渡されたのは手拭いだった。 真っ白い手拭い、、、 「使え。」 「あの、、、」 渡した後何も聞かずに、何も言わずにゆっくりとその場を立ち去ろうとした彼。 「ありがとうございますっ!」 深々と頭を下げたけど彼は振り返らずに行ってしまった。 人は本当は温かいし優しいものなんだ。 全て忘れたフリをしていただけで本当はその優しさに触れたかったんだ。 誰かに救ってほしかった、、、
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