北の大地

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ああ、なんて心地良い眠りなんだろう、、、 こんなにゆっくりと気持ちよく眠れたのはいつぶりだろう? もうずっとまともに眠る事なんか出来ていなかった。 繰り返される灰色の毎日へのストレス、また来てしまう明日への嫌悪感、、、全てが邪魔をして熟睡なんか出来やしなかった。 でも今は、いつの間にかすっと眠っていた。瞼が自然に閉じて、何も考えずに深い眠りに落ちていく、、、 人の睡眠って精神状態でこんなにも変わるものなんだね。 この日、私は夢を見た。 大好きだったおばあちゃんと過ごしている夢、、、 おばあちゃん。私、生きてるよ。 おばあちゃんの元にはまだ逝かなかったみたい。 おばあちゃんみたいに優しいおばあさんが助けてくれたよ。 もしかしておばあちゃんが導いてくれたのかな?この場所まで、、、
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