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《小学四年生の頃の話》
「おやすみ〜」『おやすみ』
家族におやすみと告げ、私は自分の部屋へ行く。オムツを履いて…。
今日は寝る前にちゃんとトイレに行った。寝る1時間以上前から、飲み物も控えた。
今日はとても疲れていた。学校で沢山お話して、沢山運動して、友達と遊びに行って帰ってきた。とても楽しかった。
布団に入るとすぐに寝付くことが出来た。
ぐっすり寝始めて何時間が経ったのだろう…
私は下半身に違和感を覚えた。
とても暖かくて、嫌な臭いがする。
体中に背筋が凍るような危機感を感じた。
これはまずい、やってしまった…
そう、私は漏らしていたのだ。
普段だったら漏らしていても、オムツを履いているおかげで布団には影響がないし、私は起きるまで気づかない。なのに、今日は目が覚めた。そして、ヤバい!という感覚が私を襲ったのだ。恐る恐る電気をつけて、布団をめくると、漏らしたあとがあった。オムツでは吸収しきれない量を漏らしてしまったということだ。布団もパジャマもびしょびしょで、私は自然と涙が出た。自分が漏らしてしまったという事実が辛くて仕方がなかったのだ。今はもう夜中の3時。でも、このままじゃ寝れないから、私は下の階に下りてお母さんを起こした。
「ママ、…漏らしちゃった」
「え?オムツ履いてなかったの!?」
「履いてたんだけど、漏れてた…」
「…はあ?ったく、もうやだ!」
「…」
「寝る前トイレ行ったわけ?」
「うん、ちゃんと行った」
「はぁ…」
「ごめんなさいっ…」
「いい加減にしてよ!何回漏らせば気が済むの?夜中に起こされる身にもなってよ!」
「…ごめんなさい」
「オムツしてても漏らすって何なの!?」
「…」
「これから布団洗って、あんたの着てる服も洗って、私は朝まで寝れないよ!!」
「…」
「何してんの?さっさと濡れた布団持って下りなさいよ!服も早く脱いで!」
「はい」
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