3-1 ハロー幼女

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 あからさま過ぎる対応に、顔を(くも)らせヘソを曲げるヒルメ。  しかし、うるんだ視界の先で俺から(こぼ)れたリアクションは、そんな(よど)んだ空気を快晴にしてしまうほどに、彼女が、そして自分自身ですら考えもしなかった一滴(ひとこと)だった。 「……美味ッま、!!」  軽く咀嚼を続けながら唐突に飛び出したリアクションに、彼女は "!!" と頭に浮かべながら、目を開き固まった。  それでも急変した容疑者 X に戸惑いと警戒を込めたにらみを効かせていたが、やがて口から塊が消え饒舌(じゆう)になると共に、その手に握られたアンパンや牛乳の姿も消えていった。 「ササミと魚の中間?みたいな、しっかりた食感で、脂っぽさがあんま無い。このしょっぱいソースみたいな、"ショーユ" だっけ?も結構……うん。──好きだわ。コレ、おいしい」  まだコチラを訝しむジト目。 「…………お世辞じゃねーヨ?、ですよ?」  ボソッと呟きながら、二口目を頬張る。 「っ、ふ、フフ、」 「……?」 「んふふっ!、」
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