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しばらくして、彼から
「よかったらお茶でもしない?」
というありきたりなLINEが来たので、とりあえず彼に会う事にした。どうせライブに来いって話なんだろうけど。
「あっ…あの時はありがとうございます…!俺の事、覚えてますか…?」
覚えてるからここに来たのだろう。
「うん…!誘ってくれて、ありがとねー!」
それから、彼と色んな話をした。年齢とか(タメだった)好きな音楽とか、なんでバンドを始めたとか…そんなすごくありきたりな時間が流れていった。そんな時間も、この時から少し愛おしく感じていたのかもしれない。
それからしばらくして、私は彼のバンドのライブに通うようになった。
ー楽しかった。
会社と家の往復の真っ白な毎日が、一気に華やかに彩られたキャンパスのような日々になった。
えっ…私って、ホストとかにハマるタイプ…?
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