第二章 オスカル様まだ出てこなかった
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幾度と彼と密会(?)を重ねて、彼のバンドの動員数も上がってきて、私は、まるでエデンの園にいる様な気分の毎日を過ごした。最高だった。 そんなある太陽の妙な温度とじめじめとした湿気が肌に纏わりつく梅雨明けのある日、彼から相談があった。 「金ねンだわ…」 「わかった…!振り込んでおくね…!」 そう言って私は10万円程、彼に振り込んだ。
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