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桜庭Side
この業界に限らず、納期の短縮依頼というものは、ありがちな話なのだろうとは思う。
だから最初の契約時点で納期にはなるべく余裕を持たせているし、無理難題を押し付けてくるクライアントには「質を落としたくないので」とこちらも毅然とした態度で交渉している。そこで両者の言い分が平行線のままである場合は、「ご縁がなさそうですね」で終わらせることもある。
納期の直前は連日泊まり込みで…という「武勇伝」を語りたがるエンジニアもいるけれど、イマドキそれは古い。
メリハリをつけて、やる時はやる!休む時はしっかり休む!
それこそが同じ仕事を長く続けていく秘訣なのではないかと思っているのだが、この理想を語るとたいていのオッサンからは「若いねえ」と言われるから腹が立つ。
もうひとつ腹が立つのは、営業のやつらだ。
仕事を取って来てくれるのはありがたいが、自分たちが作業する側ではないからか、やたらとクライアントの顔色を窺っては納期短縮を安請け合いしてくる印象がある。
あまり残業していないからといって「まだ余裕がありそう」とはどういうことだ。
残業や休日出勤前提での作業という時点で、もはやおかしいということに早く気づけ!
エンジニアを舐めるなよ?
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