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*冒頭からです。ご注意ください。バックします。ご注意ください。バックします…
<後編>
彼のものは兆している。愛しくなってキスをする。ちゅっちゅっとちゅうをして、先っぽを舐めた。むくむくと彼のものは力強さを増していくのを見て、気持ちが浮き立つのが自分でも分かる。手で膨らみを軽く刺激しながら、舌を思い切り出して何度も根元からべろんと舐め上げる。
彼の感じてる息遣いが聞こえてきて、それをもっと聞きたくて、舌の先を尖らせて先端の割れ目に沿ってチロチロと舐め、舌先をそこへ押し入れようと何度も試みる。ピチャピチャとわざと音立ててしゃぶる。
彼は俺の頭を両手で押さえ、快感をコントロールしようとするから、それに刃向かうように口腔内にそれを導き、唇をすぼめて上下に扱いた。するとそれは嬉しそうに更に蜜をこぼして震えた。
「ふぅ、おい、もういい、イっちまっちゃぁ楽しい時間が減っちまう」
笑いながら彼はそう言い、立ち上がった。手を引かれてベッドルームへ行く。
後ろから抱きついて、彼のものに変化がないか、確認する。
大丈夫だとホッとしてると、振り返った彼にベッドに押し倒された。
覆い被さられ、彼の手でベッドに縫い付けられた。真上からの深く官能的なベロちゅうにベロちゅうで返す。口周りがベチャベチャになり、熱が顔にこもってくる。
はっと気がつくと向かい合ったまま、彼のちゅうが胸の尖りを目指して降りていく。
慌てて、繋ぎ合ってた手を自分の胸に持ってきて、背中を見せる。
最初はバックからだ。俺の男の象徴を見せて、正気にさせてしまうのが怖いから。だから、背中を彼に向ける。
「お前ここが好きだなぁ」
後ろから両方の胸を撫でて、揉んで、クリクリと、時に引っ掻くように尖りをしつこく弄られる。
「ん、んんんっはぁはぁ、あっあっぁぁああん」
快感を追って、胸を反り、両手で彼の顔を自分の首元へ持ってくると、首筋をつつつーっと何度も舐められる。
「はぁあっんっんん」
舐め上げられるたびに、興奮して声を止められない。
もう、それだけで発情させられてしまう。雄猫を受け入れる体制を取る雌猫になる。
「あっ、ふぅ…ふぅん、んんっ」
後ろの窄まりをゴムをつけた手で、自分でほぐす。そしてそのまま自分のものにもゴムをつける。もう、彼も準備できてるはずだ。
彼のものが門渡りにゆっくりと擦り付けられた。
両手で自分の尻タブを掴み広げると
「お前は本当に可愛いなぁ」
と言いながら窄まりに彼の猛りが当てられる。
「…ジギー、欲しいか? ん? 俺のマグナムが欲しいって言えよ」
そう言いながら、先っちょのほんの少しだけ入れたり出したりして焦らしてくる。
「あっ、ん、ぁあっ、ん、はぁ、ほっ欲しいぃ、早くぅ、はっ、やっんんんーっ」
腰をつかむ彼の手に力が入ったかと思うとグッと熱いそれがねじ込まれる。
「あっあああーっんんんっ」
「んっキツイな、久しぶりなのか? ふぅっ、痛いか?」
そう言いながらも腰を進める。彼の下生えを感じる。
「ん、だ、大丈夫、気持ちイイっ」
慣らす間もなく、ゆっくりと引き抜かれる。身体の中身が全て抜き出されて持って行かれてしまうような不安感が快感に変わる。
「あっん、んんんっ、はぁ、ぁん」
ゆっくりと押し込まれるときに弱い部分に当たって一瞬息を飲む。
「んっ」
もう、彼にはバレバレだ。きっといたずらっ子な目で笑ってるはずだ。
ワンテンポあってから、グッグッとそこを狙った的確な抽挿に変わった。
「あっあっん、ん、イイよっイイっ」
「ふっんっイイ声だ」
それまで離れて、出し入れしているのを見ながら打ち込んでいた腰を止めて、被さってきて耳元で彼が口撃してきた。
「お前、俺の声が好きなんだよな、なんて言って欲しい?」
そう囁かれるだけで、イってしまいそうになる。
「これだけで感じるんだな、こんなに締め付けてきて、悪い子だなぁ」
耳の中に舌をねじ込まれて、クチュクチュという音と彼のハスキーな声に支配され、もう何も考えられなくなる。
「ああっん、んんっイっちゃう」
その声に一層掠れた低音が耳の中から愛撫する。
「まだ、ダメだ……、勝手にイきそうになる悪い子にはお仕置きが必要だなっ」
彼の抽挿が弱いところに刺激を与えるように擦りあげる。
パチンっ尻が叩かれる。
「あっ、あああっ」
痛みより、スパンキングされているということとその音で、恥ずかしさや支配されているという苦しいような切ないような気持ちが快感に追加され混じり合ってゆく。
パチンっ
「お前、叩かれると、感じるんだろう? マゾっ気あるやつは好きだぜ。俺を興奮させるからな」
パチンっパチンっパチンっ
「あっ、あっあああっ」
「気持ちいいな? 俺もいいよ、お前の中が熱くって、ぬるぬるしてて、気持いいっ」
もう、羞恥心なんかが、どーでもよくなってきた。
そう、もう、ただただイきたいっ、イかせてーって、欲望の赴くままに、自ら腰を振り、良いところにあたるようにして、なんとしてもイこうと動き始めた。
「ん、んっもっと、もっとーっ! はぁ、ん、ん、イイっイイよぉ」
「もっとか? はっ、イイか? ん、これがイイのか?」
ずん、ずん、ずんっ! と腕で自分を支えていられないぐらいに何度も強く叩き込まれる。
「イイっイイよぉ、感じるーっ、はぁはぁ、イイっ」
「ああ、いいぞ、俺も気持ちイイ、ふっうっ、ほら、イけよ、イっちまえっ…ジギー…ジギー…俺のジ・ギ・ィ」
「っっ?! あああああっ」
彼の声が俺を絶頂へと押し上げた。身体はビクンビクンと大きく痙攣する。
「はぁぁ、はぁ、はぁ……」
「くっくっく、本当、お前、可愛いな」
「あっああっ今、今、イってるから、う、動かないで」
大きくグラインドして、抜かれぬままに向かい合う体制になって、ちゅうを受けていた。
「あん? お前、出てねーじゃねーか」
目を細めて、嬉しそうに笑っている、その顔ズルい。カッコよすぎ。
「締め付けんじゃーねーよ」
足を彼の肩にかけられ、ゆっくりと上から体重をかけて奥まで押し入られる。
「ま、待って、今、イってるからぁ、ああああっ」
再び、絶頂の更なる上へ、押し上げようというのか。
「お前だけ、気持ちよければイイのか? 俺もイかせてくれよ」
圧し潰すような強さで抽挿が始まった。
「あっんっんっああああっ、ああああっ来てる来てる来てるーっつ」
ラストスパートなのだろう。こちらのことなど全く気にすることなく、ただ、ひたすらに強く打ち込まれる。
「ふっうっイくぞーっ!」
身体の中で彼の猛りが一際大きくなって、弾けた。
「う、ぅああああーっん、ん、んんんっ」
その瞬間にドクンドクンと彼の脈動を感じ、体の中に大きな快感を与え、その大津波に俺は飲み込まれた。
夜景からの光で薄暗い中、ベッドの中で二人まったりとしていて、ふと時間が気になった。
「今夜は帰らないの?」
「ああ、ヤツがまた夢中になって作業してるはずだから、俺が居ようが居まいが気にしねーよ」
「でも、まだ、中学生だよね?」
「あん? 気になるのか? 気になんねーよーにしてやろうか?」
「あっ」
「ククッ、おめーは可愛いな。そうだった、一つ頼みがあるんだった」
「な、なに? あっんんっ」
「もう一回な、ヤッてからな、いいだろ?」
その日、深夜かなり遅くになってしまったが、彼の愛車で俺を送り届けてから自宅へ帰って行った。
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