好きな人が出来ました。

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僕は今途轍もない心臓の痛みに悩まされている。 心が張り裂けそうなほどの痛み。 原因はよく分かっている、、、好きな人が出来たから。 僕は今好きな人がいます。 「」 同じ学校の○○ちゃんに想いを寄せています。 高校1年生の時同じクラスになってから、2年間ずっと。 「」 、、、月日が経つにつれ、どんどんおかしな方向に進んだんだと思う、思います。 「」 妄想の中で○○ちゃんは、僕との間の子でサッカーの試合が出来るほどの数の子供を産んでいました。 その時自分が狂っていく気がして、○○ちゃんの事は忘れる事にしました。 「」 忘れようとしても、忘れられなかったけれど、それでも忘れるようにしました、、、努力しました、、、今でも○○ちゃんの事は忘れようと必死です。 「」 今ここで何が起きていたんだ? 状況を整理しなければならない。 下校時間が少し過ぎた教室、いつもは騒がしくて仕方が無い教室もこの時間になると流石に誰もいない。 いるのは自分ともう1人。 夏の鬱陶しいくらいに赤く染った夕焼けと 嫌に煩く鳴くひぐらしの鳴き声が差し込んでくるこの教室で、 僕と同じ制服を来た女の子が心臓にハサミが刺さった状態で倒れている。 刺された箇所は1箇所だけでは無さそうだ。 色んな所から血が出ている。 今にも途絶えてしまいそうな呼吸の仕方をしている。 気がついたら僕はその場に立っていて、何がどうなっているのか全く見当がつかない、、、のか? 怪我をしている人には触らずにすぐに医者に見てもらうべきだ。 どこで得た知識かも分からない考えに従い、 僕はすぐに学校の先生にその状況を説明し、救急車を呼んでもらうことにした。 僕はそのまま帰ろうとしたが、先生に止められてしまった。 僕が発見者だったから救急隊の人にも説明して欲しかったのだろうか?、、、違うのだろうか? しばらくすると救急車がやって来て、教室で倒れているあやちゃんに応急処置のような事をしている。 その後、救急隊の人が僕の所に来てこう言う。 「あなたも怪我をしているようだ!!意識はありそうですが、あなたも一緒に来てください!!」 少々パニクった様子の救急隊員、その彼が言うには僕はどうやら怪我をしているようだ?、、、怪我なんかしているのか? あぁそういう事か、、、僕は鬱陶しいくらいに赤く染った自分の両手と嫌に煩く泣く自分の泣き声を聞いてそう悟った。 僕は今好きな人がいます。 「こんな時になんの話をしているんだ!早くその両手を僕に見せてみなさい!」 同じ学校のあやちゃんに想いを寄せています。 高校1年生の時同じクラスになってから、2年間ずっと。 「だからなんの話をしているんだ!!」 、、、月日が経つにつれ、どんどんおかしな方向に進んだんだと思う、思います。 「頭でもおかしくなってしまったのか!気をしっかり持つんだ!冷静になれ!この子は君の彼女なんだね?心配なのは分かるが君の怪我だって大変なものなんだ、、、から?、、、君のその両手、、、」 妄想の中であやちゃんは、僕との間の子でサッカーの試合が出来るほどの数の子供を産んでいました。 その時自分が狂っていく気がして、あやちゃんの事は忘れる事にしました。 「君、、、もしかして怪我をして手が血塗れになったんじゃないのか?怪我もしていないのにそんなに大量に血がついているのか?」 忘れようとしても、忘れられなかったけれど、それでも忘れるようにしました、、、努力しました、、、今でもあやちゃんの事は忘れようと必死です。 「その、、、あやちゃんというのはまさか、、この子の、、、名前なのか、、、」 僕は今途轍もない心臓の痛みに悩まされている。 心が張り裂けそうなほどの痛み。 原因はよく分かっている、、、あやちゃんが好きだから。
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