エピローグ・その日まで待っていて

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どうしたんだろう、私……。 高鳴って行くドキドキには まだ名前は見つからない。 「カノー!貴方トマトとバジルならバジルよね!?」 「いいやっ、違うね!カノはトマト派だ!」 「待て、カノはトマトでもバジルでも無く シンプルにチーズだけのピザ派に決まってる!理由は味の分かる女の子だからだ!」 「あんた達何言ってんのよ!カノはずっと昔からツナコーン派よ!」 「ツナコーンならいつでも家で作れるじゃないの!」 「そうだ!そうだ!ツナコーンやめろ!」 「ツナツナツナ、委員長、お前はいつから猫になったんだ!?」 「はぁっ!?そんなツナ言ってないし!って言うか何であんた達揃って私だけ責めんのよ!?あんた達のピザの方が家で直ぐ作れるやつばっかじゃないのよっ!!」 「え〜んっ、み、皆生地はまだあるんだから喧嘩しないでぇ〜っ!!」 「僕オリーブ乗ってるやつ好き〜」 「あっ、それ美味しいですよね。こっちの生地使って作ります?」 「あっ良いね!一緒に作ろう!」 「カノちゃ〜ん!」 ラブが泣きながらカノを呼んでいる。 あははっ!とカノは笑った。
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