魔法少女はあの頃のままで

1/1
前へ
/97ページ
次へ
「……だめ、……もう、苦しい……」 「何言ってるの、桃!もう少し。 ほら、手を握って! 私達はいつも一緒!乗り越えられないものなんてない!」 「葵……。 うん、そうだよね!そうだったよね! よーし、闇の魔神め!! 私達の愛と希望の力、見せつけるのよ! せーのっ!」 『マジカル、ハート、 レボリューション!!!!!』 手を繋ぎ、私達のブローチがピンクと青の2色に輝いた瞬間、 私達を覆っていた闇に、一筋の光が刺す。 「グワワワワワァーーー!! こ、これが、 マジカルフューリングの力……」 目の前にいた『闇の魔神』が、グニャリと口を歪める。 と同時に、ブローチから発せられた光が、魔神も、私達の姿をも包み込んでいく。 私達の、勝利。 私達の愛と希望、そして友情の勝利。 こうして世界は、私達の活躍により救われた。 悪の帝王である、『闇の魔神』は、完全に消え去ったのだ。
/97ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17人が本棚に入れています
本棚に追加