o川*゚ー゚)o魔法少女キュートちゃん!のようです。

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魔法少女は夢と希望と、清純と潔白で出来ていると誰かが言っていた。 守る人に優劣を付けず、平等で清楚で優しい存在。 小さなお友達も大きなお友達も大好きなテレビの中だけの存在は俺だって大好きだ。 ……大好き、だけれども。 (;=゚ω゚)ノ「さぁ!あの怪物と戦ってほしいんだょぅ!!」 o川;゚ー゚)o「……いやいやいや」 目の前には三メートル台の黒い物体。駆逐してやる!と言ってやりたいが『俺』が持っている武器は可愛らしいハートの付いたステッキのようなものだ。 これでは項を削ぐどころか痛みすら与えられないだろう。 なのに、これに独りで?軍隊とか出るレベルなんじゃねえの? (#゚W゚)「ガルルルルル……」 o川;゚ー゚)o「無理だろ、こんなん」 人って、窮地に立たされると叫ぶ元気すら出ないの、初めて知ったな。 こんなタイミングで知りたくなかった。 嗚呼、何でなんだろう。 どうして俺が、健全な男子高校生で何の変哲もない、イケメンでもなんでもない俺が ―――魔法『少女』なんだ? o川*゚ー゚)o魔法少女キュートちゃん!のようです。(^Д^;)
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