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ウリには幼馴染みがいる。
( ・∀・)
別によくある少女漫画のような異性の幼馴染みではない。
なんの変哲もないただの男。至って普通の同級生だ。
ただ……なんというか、
(; ・∀・)「おわわわわわどうしよどうしよ」
<ヽ`∀´>「……何してるニダ?」
(; ・∀・)そ「なっ、何もしてねーよ!?そう、えと、弱った鳥を外に逃がそうとしててだな!」
<ヽ`∀´>「へー、随分尖っていて白い鳥ニダね。あとその棚にあった花瓶はどうしたニカ?」
(; ・∀・)「うぐぅっ」
<ヽ`∀´>「………………」
とまあ、このように。
嘘が全く付けない正直者になっている。
嘘をつこうとする度にボロがボロボロとこぼれて落ちて。
ぜーんぶ皆に伝わってしまう、まるでピノキオのような奴だ。
更にはその明るい性格だからか、皆からの人望も厚い。
本当に、恵まれた奴。
<ヽ`∀´>
<ヽ`∀´>「……先生には秘密にしてやるけど、多分バレるニダよ」
(; ・∀・)「だよなぁ!?ひー……ニダー、職員室まで着いてきてくれよぉ……」
<ヽ`∀´>「しゃあないニダねー、帰りなんか奢るニダ」
( *・∀・)「あんがとー!やっぱ俺ニダー大好きだわ!」
<ヽ`∀´>
大好き、好き。ああそう。
こいつは誰にでもそういう。
恋愛も友情も区切りなく、老若男女誰にでも。
ウリは、こいつが
<ヽ`∀´>
<ヽ`∀´>「ホルホルホル」
<ヽ`∀´>「ウリもだぁい好きニダよ?」
―――大っ嫌いニダ。
ピノキオと狼少年のようです。
モラニダは……いいぞ……(小声)
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