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「綺麗に撮れてますね。ありがとうございます」
柊君がその写真を見てお礼を言った。
誰に対しても決して礼儀を忘れない、本当に優しい人。
綺麗な顔だけじゃない…
私は、そんな柊君の性格も大好きなんだ。
私達は、本当に幸せだった。
こんな風に日記に目を通し始めると、いつも何時間も経ってしまう。
柊君との嬉しい出来事がたくさんあり過ぎて…
大切な思い出が、私の中に溢れ出してしまうんだ。
でも、今日は…もう止めておこう。
私はノートを棚に戻して、そして着替えた。
昼から親友の真奈と会う。
真奈は、柊君の会社で働く私の同期。
同じ部署だし、入社してからずっと仲がいい。
年齢が同じって言うだけじゃなくて、映画や音楽の趣味も合う一緒にいてとても楽な友達。
って言うか、親友…
今日は2人とも休みだから、ゆっくり過ごそうって向こうから誘ってくれた。
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