ユアービューティフル

4/34
11人が本棚に入れています
本棚に追加
/34ページ
「─全裸ですね」 「全裸だな」 顔は整ってて、細身なものの、下半身のそれを見て男とわかる。また、臀部には真っ白な小さい尻尾らしきモノも生えていた。  そして、首輪・手錠・足枷がはめられてあり、それぞれが離ればなれになっている鉄格子の1本1本に、鎖を介して繋がれていて、彼を拘束しているのがわかった。 「…」 起き上がった彼は、じっ…とQ達を見つめる。その目に光は無く、濁っているようにさえ思えた。 「Q、お前に任務を与えよう」 目の前の彼の様子を気にも留めず、上司が言う。 「え、今ですか?」 「お前の任務とコイツが関わるからな」
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!