『最終話』

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拓也の目が潤んでいる… それを見て俺ももらい泣きしそうになった。 「働くようになったら…一緒に住みたい」 「うん、そうしよう。一緒にアパート探してさ」 「夫婦茶碗とか、買っちゃう?」 「良いねぇ!」 「料理と洗濯は先に仕事終わって帰ってきた奴がやる事にして、後から帰ってきた奴は洗濯畳んだり食器洗いとか役割分担しような!」 「あははっ!将暉…話が、具体的…!」 「同棲する前にいろいろ決めておけばお互い負担減るだろ?」 「そうだね、ちゃんと決める」 今はまだ理想を語るしか出来ないけど、この理想を現実にするために頑張るって、目標が出来た。 「将暉、大好き」 「俺も、拓也が好きだよ」 そして、俺たちはもう一度愛し合った。
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