序章

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序章

私は自分が大嫌いだ。 暖かな日差し、心に染みるコーヒーの匂い、美味しい食事、友人との他愛もない日々、沢山の些細な幸せを感じながら私はいつも満たされない。 愛されたい。 必要とされたい。 誰でもいいからそばにいて。 でも出来れば私を好きなってください。 孤独を埋めるために愛が欲しい。それが私を肯定してくれる全て。無様でどうしようもなく、甘美で抜け出せない泥沼。 これは、そんな私が出来上がるまでの話。
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