廉頗

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結果は散々だった。炎から逃れるように、狭隘の地に入った趙軍は、出口に突如として現れた、公子董率いる伏兵に悉く討ち取られた。 撃金鳴鼓(げききんめいこ)する中、牛剪は命からがら逃げおおせたものの、二万以上の損害を出した。 大谷(たいこく)の口を天竃(てんそう)と呼ぶ。 之を忌避し、迂回路をとった廉頗達は無傷で、封竜へと帰還した。
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