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襤褸となり、滑り込むように帰陣した、牛剪には百雷に匹敵する、武霊王の叱責が待っていた。
廉頗に叱責はなく、ただ淡々と楽毅に関しての質問を受けた。
武霊王は嬉々としていた。
数か月後、本格的な冬の到来を待たず、霊寿から南の砦は、東垣を除いて、全て陥落した。
流石に、中山を取り巻く窮状に焦ったのか、中山王は四邑を献じて和を請うた。
武霊王は中山を根底から潰す気でいるので、和平は受け入れないと思っていた。
だが、武霊王はあっさりと和平を受け入れた。
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