図南の翼
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「俺は
大鵬
(
たいほう
)
になる」 万里に至る影である。
中山国
(
ちゅうざんこく
)
を覆い、北は
胡地
(
こち
)
。 南は
楚
(
そ
)
の地にまで影は届くだろう。
颶風
(
ぐふう
)
が起こった。
黄塵
(
こうじん
)
が巻き上がる。 細かな砂の粒子が眼を襲い、咄嗟に瞼を閉じる。 「おい、どうした。大丈夫か?」 誰かが肩をゆすった。 意識が核に戻る。 「なに呆けてやがる」
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