誤字脱字を報告しました

５．気づき

　誤字脱字を報告するという性質上、知らない言葉や漢字、言い回しなどを知ったかぶりせずに、引っかかった個所は全て調べるようにしていたのですが、これがかなり勉強になりました。

　難しい漢字や言葉、知識などを知れたことは勿論のこと、自分が間違えて使っていた言葉にも気づけましたし、改めて他の方の作品を読んで刺激を得て、辞書で調べて理解を深めるということは、大事なことなんだなと。

　人によって書き方や体裁が全く違うのは、前回の企画で既にわかっていたことですが、誤字脱字を報告していて気づいたのは、作品を読み辛くさせている要因は、誤字脱字だけではない……ということでした。

　企画の性質上、今回は前回よりも質の高い作品をご紹介頂いた印象ではありますが、誤字脱字以外にも読み辛いと思う点はいくつもありました。

　なのでこの企画中、自分が凄く未熟だと痛感したのは、誤字脱字報告と言いながらも、気になる言い回しに手を付けてしまったことです。

　誤字脱字は全く無いけれど、気になる言い回しがそこここにある作品を一万字まで読んだとして、せっかく企画に参加してくださったのに何も報告せず読了としてしまっても良いものか？　という非常にお節介且つ傲慢な葛藤がありまして、誤字脱字以外を報告してしまった作品もあります。

　ですが指摘させて貰った箇所は全て、嘘偽りなく私が読んで引っかかった個所です。なるべく誤字脱字を優先して報告しようと努めましたが、恐らく私以外が読んでも引っかかってしまうのでは？　と思われる個所について報告させて貰った次第です。

　ちなみに今回拝読させて貰った２５作品中、誤字脱字、或いは言い回しを報告した数は…

０個……４作品
１個……２作品
２個……２作品
３個……４作品
４個……２作品
５個……11作品

となりました。

　こう書いてしまうと、報告０個の作品はさぞかし読みやすい作品だろうと思われるかもしれませんが、必ずしも報告０個の作品が読みやすいとは限りません。（ある程度読みやすいのは確かですが）

　その理由について、次ページ以降で詳しく説明していきます。