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もっと細かい話をすると……
・文章の中で言葉が重複している
・接続詞や副詞に同じものが多く使われている
・述語の最後の「た」がしつこい
・造語や固有名詞には最初にフリガナ
・余分な説明or言葉
まず重複する言葉ですが…
例)左奥の机の上に花が一輪置かれていて、その手前の机の上には手袋が置かれていた。
一見サラッと読めますが、
〇左奥の机には花が一輪、そしてその手前の席には手袋が置かれていた。
これでも同じ情景が描写出来ています。そう思うと、途端に「余分な言葉を読まされている」…というフラストレーションなのか、上の文章が読み辛く感じます。
接続詞や副詞に同じものというのは、「に」が多いですね「に」は便利なので要注意です。一文に連続すると気になります。
例)一昨日の夜に、兄と一緒に思いきり泣いた為に、たこ焼きのような顔になった。
読めなくはないですが…
〇一昨日の夜、兄と一緒に思いきり泣いたので、たこ焼きのような顔になった。
こちらの方が読みやすくないですか?
一度PCで自分の作品ページを表示し、Ctrlキー+Fを押して、出てくる検索バーに「に」と打って検索をかけてみるといいと思います。一文に「に」が3つ以上ある文章は読み辛いと思いますので。
述語の最後の「た」が連続すると気になってしまうのは私だけでしょうか?
例)ーーしていた。ーーした。ーーかった。ーーだった。ーーしかけた。
過去形の描写をすると続いてしまうのはしょうがないですが、やはり「た」が続き過ぎると気になります。これは市販の作品でも見かけることがあるので、難しいことなのかもしれませんが。
造語や固有名詞には、最初に必ずフリガナを振った方がいいと思います。何度もその言葉が出てくる場合、読めないとその度にモヤモヤするので。
私の作品に「直緒」という名前のキャラクターがいますが、友人が恐る恐る「“なお”だよね?」と訊いてきたことがあります。「それ以外にどんな読み方が?」と思いましたが、それからはずっと固有名詞には必ず最初だけフリガナを振ることにしています。
最近はキラキラネームも多いので、違和感を持たせたまま何度も読ませる可能性があるのなら、さっさとフリガナを振った方が良いでしょう。
余分な説明や言葉は気になります。
例)事前に話しておくべきことを、話してなかったことを思い出した。
この文章、「話してなかったことを」を省いても伝わります。
例)隣から聞こえてくる熱弁を耳で受けながら…
耳しか音を聞く器官は無いので、わざわざ『耳で』はいらないでしょう。
このページで指摘したような点は、気になる方は今更な話かもしれませんが、気にならない方には案外気づくのが難しい点かもしれません。
これらはWordの機能でも気づき難い部分だと思いますので、何度も校正して違和感に気づくしかありません。
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