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山口県に小説家の青年がいました。青年は足が動きませんでした。ついでに、小説はぜんぜん売れませんでした。
青年は村上春樹にあこがれています。
「あなたみたいな小説を書きたい。」
青年はだんだん力をつけて本は売れるようになりました。
インタビューで一緒に仕事をする機会がありました。
あなたみたいになりたいです。どうすればあなたみたいな本が書けませか?売れっ子作家曰く、売れる本をパクるんだ。そして、みんなにインタビューをしろ。春なら恋愛を書け。夏ならスポーツモノを。そして、有名人に宣伝してもらえ。
その日からしばらく休んで超大作が書かれ売れ始めました。
欅坂や乃木坂の女の子を使い大量のCMを流しました。本は、売れて映画化までしました。
青年は金を手に入れて銀座やキャバクラで遊び始めました。
そして、数年後、本当大量のCDに埋もれた元小説家のサラリーマンがいました。
「これ以上、本を汚したくなかった」と、ポツリと言った。
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