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最初は何を紹介しましょうかねぇ。
僕が僕であるために必要な奴を紹介しましょうかねぇ。
それは何か?前作を読んで下さった方々はおわかりですね?
そうです。ペヤングです。
【あなたと私の迷惑メール&迷惑グルメ】のラストで不完全燃焼してしまった為、急遽作ったPart2。
表紙は慌ててアイビスペイントで作成しましたが、思い通りに描けない。
一応、モデルはいるのですが、上手く描けてないしエブリクリエでは無いのでマスカットガールにはしませんでしたよ。はい。
モデルはマッチーんトコに来るヤクルトのオネーさんですね。
そのうちpixiv連載の漫画に登場します(笑)
さて、本題。
僕の身体はペヤングで出来ていますから、コイツは大事です。
大事と大事って、漢字を変えられなかったんですかねぇ。
紛らわしいんですよね!大事と大事。
漢字考えた奴、出てこいゃあ!!
まぁいいや。
こやつ。地獄バカらしいよね。
以前、猛威を奮ったペヤングねぶた祭りの第二弾。
ただ、ペヤングねぶた祭りは世間一般では地獄バカとして認識されていたけれど、僕は美味しいとおもった。
ペヤング激辛MaxEndは地獄バカだったけど、ペヤングねぶた祭りは美味しかったんだよね。
ならばコイツは美味しい筈だ。
いや、ペヤング辛口チゲのようにガッカリはしない。
激辛の上で美味しいのは良きかな良きかな。である。
かやくを入れてから湯を注ぐ。
もう一度いう。
かやくを入れてから湯を注ぐ。
大事。忘れると大事。
ペリと小袋から出したソースは赤い。
そして【明らかに辛い匂い】が部屋に充満し始めた。
や、なんだ、この、匂い!!!
ちょ!!!!
ソースを混ぜ込めば、辛い匂いが更に香り立つ。
「こりゃあ、強敵現る!だな。そんな予感がするぜ。」
期待を胸に、Part2最初の「いただきま。」
パクと一口麺を頬張‥
「………………………。」
辛くない。
このペヤング、辛くない。
辛く無くて。
痛い。
「ちょ!痛い!痛い痛い痛い!口ん中が!辛いを通り越して!痛いっ!!!」
なん…だ…これは???
辛すぎて痛みしか感じないだと?
数々の辛飯カップラ喰ってきたけど、こんなのは初めてだぞ?
や、【辛くて痛い】のは今までも有った!
が、【辛すぎて辛味を一切感じずただただ痛い】のは初めてだ!!!
と、取り敢えず……お茶………!!
コクとお茶を飲み、ペヤング獄激辛カレーを見つめる。
こいつ、本物の地獄バカだ………!
一口食べただけで、身体が拒否反応を起こしてやがる!右手が、箸を持とうとしない!腹は減っているのに!!!!
おぅ、まぃ、がっ!!!
……………………………………
……5分が経過した。
少し減った。
お茶は、大量に、飲んでる。
更に時間が経過し、少し、、、減った。
相変わらず辛いとは思わない。
ただただ、痛い。口内が、痛い。
汗が、滴る……。
「逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だっ!」
「んぬぉ!!」
気合を入れて麺を掴む。
「ふぐあっ!」
気合を入れて麺を喰う。
「いっ!!痛てぇ!!!!!口がっ痛てぇええ!」
耐え難い痛みが、僕を襲う。
これを数回繰り返してから、たまらず僕はこう叫んだ。
「綾波っ!来いっ!!!!!」
僕は綾波を召喚したのだ。
駄目だ!痛くて喰えねぇよ!
綾波でマイルドにしねぇと喰えねぇよ!!!
逃げちゃ駄目?マヨネーズ出したら負け?
知るかよっ!!!
綾波を掛けたペヤング獄激辛カレーをパクと食べる。
うむ。綾波が辛味成分を優しく包み込み、食べやすくなった。
行ける。
そう確信しパクパクと麺を食べ進めたその時だった。
またしても僕の箸がピタと止まる。
「痛てぇ……綾波が、負け始めてる…。」
「逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ」
綾波追加。
完食まで1時間掛かったよあでぅ☆
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