濡れ女の宴

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ーーこの家は、江戸時代の昔から、呪われた家なのだ 「、、、そう」 今年、18歳になる。彼女は、そんなことより少し心配していることがあるのだ (お母さんが、、、18年の前の事件の共犯者。) 胸を締め付ける、そりゃ、母親とはいっても、義理である、だがそれでも 母親は、母親。 大事な人である、其の彼女が、犯罪者 信じたくない事実である、だけどだからといって、どうしたらいいのかわからない とりあず、山の方に行って、お風呂に入ったらなんかアイデアが思いつくかも 自転車に乗り、40分かかる。 「、、、はぁ、、、はぁ、、、おふろ入らせて」 「毎度」 そういいながら、お金を受け取る。 「それにしても、わざわざ自転車でくることないのに」 ーーここは、山からの源泉を。引いている。銭湯だ そして、幼なじみであり、妖怪ーー濡れ女である。 人間名、灼囲風香(しゃくかごいふうか)は、 「ごゆっくり」という 湯船につかりながら、思い返してみる。 それは、一族の始祖の男が書いた日記である。 「ーー江戸時代、70代の老夫婦が、捨て子を拾うともらえる支援金目当てで、酢を赤子に飲ませ。掘りごたつに入れーー蒸し殺した占めて二十九人の赤ん坊が死に...老夫婦は処刑された」 その老夫婦は、四十代になるーー息子がいた。 其の人物も、義理の息子 「、、、ただし、九州に引っ越した川の洪水により死亡」 ただし、こちらも実父と、義母の犯罪に関わっていたという そして、もう一つ、誰とも血のつながってない、継子がいて こちらはある程度大きいころから、金稼ぎをさせられていた 現代換算で虐待を義母にされていた、 ー皮肉ものだ義理の両親を嫌いそうそうに出て行った、男の子孫が 残されたなんて。 「最悪だ、死んだはずおっかあと、おっとお、と兄貴が出てくる ーー俺のかわいい息子二人をあっちにひっぱろうとしてやがる」 ーーそして、幾世代続く呪いが始まった その呪いは、数えで9歳以下の子供を、3人があの世へ連れて行こうとする呪い (そうーー、、、18年前の事件は。その三人を信望者を名乗る人間 、、つまり、始祖の日記を知っている人間。私の一族か 、、、もう一つ) 始祖の日記には続きがある 長男には家を、次男には、三人を相手にする技術ー洞窟の龍の力を 借りる舞を教えた。 そう、二家に別れた。 彼の実家であり、私の一族ーー物実一族と、もう一つ 次男の方の一家、灼囲一族。 (なぜか、父さんも母さんもきたがらないけど、私の家と 灼囲一族は切ってもきれない関係にある) もしーー灼囲一族が切れたら、私の一族は全滅する。 だから、こそ、今捕まっている18年前の事件の犯人は、二家のどちらかだ (--もしくは、誰かが、教唆したか、そのどちらに関しても 知っている人間が、関わってる) ーー単純に、赤子を男に渡した母が、教唆犯なのかもしれない だけど、、、、、 「、、、違うかもしれない」 なんていうか、暖かいはずのおふろが冷たい。 ーー計一族三十名、そのどれかに。もしかしたら教唆犯がいる。 そして、ふっと当たりを見渡す。 「あ。サウナはいろ」 ーー。ここのサウナは、電気であるが、サウナストーンをを使っており アロマ水もある。 「、、、まぁ。料理食べてからいこう」 ーーそしておふろあがり、 其の隣の、料理やにいく 「よう、何にする」 「カツカレー」 「はいよ」 風香のおじいちゃんが、やっている。料理やであり。 「どうしたんだい、」 「、、、どうすればいいのかなって」 赤子をもった、風香のおじさんが、駆け込んでくる 「大変だ、うちの坊やが」 ーー水神水球(すいじんすいきゅう) 老婆が出てくる。醜くゆがんだ顔の、老婆が 「金づるじゃ、金づるじゃ」 「ナニガーー金づる」 風香の後ろに、龍の絵が浮かんでくる 「金づるを渡せ」 「どうしてそこまで金を求めるの」 「しれたこと命などどうでもいい、他人などどうでもいい 金を渡せ」 「いやだね」 そういいながら、舞を踊る。 そして、なんていうか。体の変化を始める 「すごい、、、、、」 初めて見るーー濡れ女のほんらいの姿。 風香の下半身が、蛇の姿になり。 口元に日本の牙がはえる。 そして、にやっと笑う 「ここからはゲームスタートだ、遊ぼうぜぇ!?」 舞を踊り、弱らせる。そして手からだした水球をやりに帰る 水神槍(すいじんそう)
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