子離れとママ友と

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毎朝園ママが猛スピードで寝ぼけた表情で ママチャリで送っていく姿。子供が泣きわめいていて 「だまりなさい」と怒っていたり。 戦争のようなピリピリした時間が流れている。 無難な会話をして「またお迎えの時間に」と 去っていく母親たちを見ていると、 もうあの頃には戻りたくないなと思うのだった。 他の幼稚園を選んでいれば違ったかもしれない。 だけど、人生は一度きり。選んだ線路は変えられない。 良かったんだと思うしかない。 あの幼稚園を選んだからこそ、学ぶことが出来た 事もきっとあるはずなのだろう。 後悔したって仕方がない。 ママ友なんて親友にはならない戦友でしかない存在だ。 本当に気が合う同性は身内の中にしか居ないのかもしれない。 所詮他人なのだから。心がピタッとフィットする人なんて そう簡単には見つからないのが当たり前なのかもしれない。
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