Episode 15.選択

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「大丈夫だよ、俺ならどんな藤本も守るから」 「っ、蓮見くん…」 「俺ならここにいるから。絶対に藤本をひとりにしない」 蓮見くんの温かい手が、私の手を握る。 「離さないようにしっかり掴んでるから」 この世に『運命』というものがあるのなら、 私はもう一度信じてみてもいいのかな。 この気持ちに終止符を打つために、私は今ある道を選んでもいいのだろうか───。
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