Episode 16.気持ちの裏側 side 悠多

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ふと自分の中にどっと熱いものが込み上げてくる。 心臓が早く脈打って、手足がじんじんする。 『好き』───その言葉の意味を今、深く理解したような気がして。 (あぁ、俺…) 溢れ出して止まらない。 胸が痛いほどドキドキしてる。 頭の中に浮かぶのは、たった一人。 それは、過去に好きだった幼馴染みでもない。 ずっと眩しかった、君の笑顔。
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