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中学生だったキミへ
あのときは ごめん
ただキミが好きで 憧れていた
友達になれたことが 嬉しくて
何でも一番のキミが誇らしくて
だけどキミは
それゆえに キミは
苦しかったんだと
後から 知った
キミが いなくなってから
いつもそばにいたのに
心は遠くにあったんだね
どうして 仲良しだと 思えていたんだろう
キミの 逃げ場を 削っていたのに
私が キミに 誇らしさを
抱けば 抱くほど
キミは 追い込まれていたんだ
私の世界で キミは輝いていた
キミの世界に 私はいなかった
なんで わからなかったのだろう
あんなに 見てたのに
あんなに 話してたのに
あんなに 笑ってたのに
あんなに 同じ時間をすごしたのに
どうして しんどいと
教えてくれなかったの
なんで もう嫌だと
言ってくれなかったの
キミが今も元気でいるのなら
一番会いたくないのは 私かな
私も 会いたいと キミを思う気持ちより
怖さと 悲しみの方が 大きいんだ
こうやって 思い出すのも
何も出来なかったこと
キミのなかに私がいなかったことを
何度も 思い知らされる
息が少しずつ 苦しくなる
何かを叫びたくなるけど
何をかがわからない
キミはもう 乗り越えて
穏やかに 暮らしているのかもしれない
私を思い出すこともなく
そうであってほしい
それが私が勝手に考える 私への罰
罰であり 願いだよ
思い出さないで
ほんとに ごめん
追い込んで
追い詰めて
ただ楽しく キミのとなりに
いたかった だけなんだ
大好きだった
いなくなるあの時まで 仲良しでいてくれて
ありがとう
だけどやっぱり
楽しかったと
いつか私を
思い出してください
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