君が見える音でありたい。

息ができない。

局アナを20年やって総務部に異動の立川さんは、高校生と中学生のお子さんがいるらしい。

これから大学でお金がかかるからか、異動になっても会社を辞めない意地があるのだろうか。

43歳になってから畑の違う職種に異動になって、慣れた職場もないだろう。

立川さんは異動してから、ひたすら書類の区分けをさせられていた。
私としては、まとまった書類をファイルに区分けしてもらうことは非常に助かるが、20年もいるのに書類整理で、嫌ではないのだろうか。

でも立川さんは、テキパキとファイルに閉じていた。アナウンサーの仕事は諦めたのだろうか。

違う職種に異動になることって、なんだか長年付き合った彼と別れる心境にも似てるような気もする。

踏ん切りをつけて異動先で一生懸命やる心積りなのかもしれない。