オーナーとの面会

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オーナーとの面会

 一際(ひときわ)、豪華な扉を[kon.kon]とノックする番人。 「旦那様にお会いしたいという少年と少女が‥‥あの王家の紋章を持っておりまして」 「何ッ!? ‥‥コホン、お通ししなさい」  一瞬、慌てたような声から、威厳のある声に変わる。  遠い過去に、聞いた覚えのある声だ。 「失礼します」  扉が開かれた。
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