3人が本棚に入れています
本棚に追加
「なんや、アンタも男らしゅうなったんやなぁ‥‥きっと生きてるって信じて、待ち切れずに探す旅に出て、ホンマに良かった」
僕の前髪を右掌で上げて、覗き込まれ、またドキッとした。
「僕を探すために、冒険者になったの?」
「そやで‥‥って恥ずかしい事言わすな、タコ!」
理不尽に怒るトコも変わってねーなぁ。
鞄から本‥‥呪文書だろうか?
更に懐から眼鏡を取り出して掛け、パラパラと捲っている。
「アンタは剣が使えるみたいやし、呪文での援護なら任しとき」
最初のコメントを投稿しよう!