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部屋の両サイドにベッド完備。
男女で一部屋と言っても、この距離感なら大丈夫だろう。
「ほな、今夜は英気を養う為にも、此処で休ませてもらおか。あのオーナー、ええ人やなぁ‥‥あ、一応言うとくけど、嫁入り前の生娘に手を出したら、呪文で丸焼きにしたるからな?」
「ち、誓いますッ!」
命が凍りかねない視線に、敬礼してしまった。
すると、姉ちゃんは、優しくて綺麗な微笑みを僕に向けてくれた。
ボッと頭が沸騰したかと思うくらい、訳が分からなくなって。
僕は、ベッドに潜りこんで布団を被った。
「ちょい待ち! 肝心な事、聞き忘れとったッ!」
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