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「誰がハナタレ坊主だよ‥‥変わってねーな」
「アンタのオトンがウチらを守って‥‥アンタさらわれて、もう死んだもんやと思てたけど、生きとったんか‥‥ホンマよかった」
「ちょっ!?」
いきなり抱きしめられて、僕は硬直した。
姉ちゃんの言う通り、僕は魔物に連れ去られ、奴隷としてコキ使われ、つい最近、命からがら脱出した。
その後は、奴隷として培われた体力を元手に冒険者として生計を立ててきた。
元々、死んだ親父も腕利きの冒険者だった血筋もあるかも知れない。
そして、女性への免疫は完全にゼロだ。
姉ちゃんは‥‥お姉さん風を吹かす、ちょっと意地悪だったけど、こんな魅力的な女性に成長してるとか反則だろ。
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