第一話 僕の運命の日

1/1
94人が本棚に入れています
本棚に追加
/17ページ

第一話 僕の運命の日

「嘘だろ…なんで…なんで… なんで君がここにいるんだよぉ!! 神様、仏様、組長様… 誰でもいいから僕を助けて… 運命の人…僕の太陽がぁぁぁぁあ!!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 高校1年生、僕が運命の人と出会った日。 僕は鈴木 引佐(すずき いなさ)。 どこにでもいる平々凡々な高校2年生。 成績、運動神経は共に下の下! 友達はまぁ、2、3人…いるかいないか…。 けど!みんないい人ばかりなクラスです! 僕なんかがいるのにいじめが起きないという奇跡的なクラスです!! そんな僕に運命の人が出来ました! 名前は高木 日向(たかぎ ひなた)くん! 成績 運動神経 共に上の上の上!! みんなに優しい人気者! 先生の話もよぉ〜〜〜く聞いて、 みんなに愛されてる我が校の誇りです!! 彼のことを知ったら惚れること間違いなし!! でも、なぜそんな人気者が僕みたいな頭の悪〜い陰キャぼっちくんの運命の人かと言うと… それは…入学式のとき、偶然にも隣の席だったんだ!! 仲良くなってお昼も一緒に食べる中に!! でもでも、やっぱり人気者の日向くん。 そりゃあ、お昼を一緒に食べるお友達もたっくさんいるわけで、そんな中に僕がいられる訳もなく… 仲良くなった陰キャ友達と、教室の隅っこで食べることになったのが、三学期の初め…くっ… そんな日常をすごして、高一の生活も終わり、春休みが開け、高二の始業式が終わり帰ろうとした時のこと… 「屋上に来てくれないかな?」 と、声をかけてくれた高木くん! 僕は、もちろん屋上に行ったんだ。 そして… 「鈴木くん。僕と付き合ってください。」 そう言われたのが3ヶ月前、それが僕の運命の日!いや、運命は高木くんと出会った時から始まっていたんだ!! 僕が鈴木 引佐として、一番最高な日をすごした日! でも、僕には大きな秘密があって…
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!