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第一話 僕の運命の日
「嘘だろ…なんで…なんで…
なんで君がここにいるんだよぉ!!
神様、仏様、組長様…
誰でもいいから僕を助けて…
運命の人…僕の太陽がぁぁぁぁあ!!」
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高校1年生、僕が運命の人と出会った日。
僕は鈴木 引佐。
どこにでもいる平々凡々な高校2年生。
成績、運動神経は共に下の下!
友達はまぁ、2、3人…いるかいないか…。
けど!みんないい人ばかりなクラスです!
僕なんかがいるのにいじめが起きないという奇跡的なクラスです!!
そんな僕に運命の人が出来ました!
名前は高木 日向くん!
成績 運動神経 共に上の上の上!!
みんなに優しい人気者!
先生の話もよぉ〜〜〜く聞いて、
みんなに愛されてる我が校の誇りです!!
彼のことを知ったら惚れること間違いなし!!
でも、なぜそんな人気者が僕みたいな頭の悪〜い陰キャぼっちくんの運命の人かと言うと…
それは…入学式のとき、偶然にも隣の席だったんだ!!
仲良くなってお昼も一緒に食べる中に!!
でもでも、やっぱり人気者の日向くん。
そりゃあ、お昼を一緒に食べるお友達もたっくさんいるわけで、そんな中に僕がいられる訳もなく…
仲良くなった陰キャ友達と、教室の隅っこで食べることになったのが、三学期の初め…くっ…
そんな日常をすごして、高一の生活も終わり、春休みが開け、高二の始業式が終わり帰ろうとした時のこと…
「屋上に来てくれないかな?」
と、声をかけてくれた高木くん!
僕は、もちろん屋上に行ったんだ。
そして…
「鈴木くん。僕と付き合ってください。」
そう言われたのが3ヶ月前、それが僕の運命の日!いや、運命は高木くんと出会った時から始まっていたんだ!!
僕が鈴木 引佐として、一番最高な日をすごした日!
でも、僕には大きな秘密があって…
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