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I wait for a message from you
携帯を見つめる。
二日前に送ったメッセージは未読のままだ。
彼からもらった猫のぬいぐるみを抱き、携帯を見つめる。
そんなことしても無駄だとわかってる。それをしたら来るんだったら、とっくの昔に返信が来ているだろう。
でも、そうするのは、そうでもしていないと彼と私の繋がってた記録が消えてしまいそうだからだ。
二階の自室にこもって、私は携帯を見つめる。
こもって何時間経ったのだろうか。それでも、連絡は来ない。
――ピロン
「っ!」
着信音がなって、驚きのあまり声が出そうになる。
携帯に飛びつき確認する。
返信相手は、私の友達からだった。
落胆して、猫のぬいぐるみに顔を埋める。いったい何回目なのだろうか。
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