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その代わり、スケジュール管理などでいつでも話せる可能性があった。女性教師たちはそちらに活路を見出し、色気や愛想だけでなく有能さを競い合っていた。
「ちょっと下向けてみろよ」
アキトは少しばかり高圧的に、女子生徒へ指示を出す。
”えっ…は、恥ずかしいよ。だってタオルとか巻いてない…”
「いいから」
”…ん…”
彼女は恥じらいながらも従う。
画面に湯船が映し出された。
入浴剤を使っていないらしく、湯は透明である。
髪から時折垂れる雫が小さな波紋を作る湯面の先には、みずみずしい裸体があった。
「…ふふ」
アキトは満足げに笑う。
それを聞いた女子生徒は彼に尋ねた。
”も、もういい?”
「とりあえずはな」
”とりあえず?”
彼女は不思議そうに言いながら、スマートフォンを自身の顔に向ける。
アキトはいやらしい表情を隠しもせずにこう言った。
「お前が部屋に戻ったら、またじっくり見せてもらうさ」
”も、もう…! アキトくんのえっち…!”
女子生徒は抗議する。だが、本気で嫌がっているわけではない。
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