土蜘蛛の宴

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(お母さんの妹さんが死んだ) 「、、、だからなんとかして見せる」 彼女はそういっていた、狙うのは、江戸時代から連綿と続く呪いの系譜を作り出した、最強ランクのグループ 「はぁ」 なんていうか、こいつ一人で戦わせるのは、なんていうかあまりにも 危険だという確信がある 「里実さん、あなただけ戦わせるわけにはいかないよ」 「、、、そうなの」 「そう」 そういいながら、コンビニまで、なんていうか。散歩しながら話しをする 「お、こんにちは」 「あ、土蜘蛛さん、どうしたんですか」 5歳になる、娘の手をつないで、髪の短い人間は、そのまま、 にやりとしている。 「あー、お兄さんだ」 「おー、静薫(しずか)ちゃん、お母さんとどこへいくの」 手をつないでない方の手に、結婚指輪が見える。 (まぁ、いいなー結婚したいなー俺もま、でも彼女いらないか、、、) 家庭生活の影響で、離婚しない夫婦、破局の起きないカップルを他人ならともかく、自分でが想像できない人間。 「先輩、ここにいたんですか」 「おっ」 「え、」「あなたは」 なんていうか、普段、土蜘蛛のそばにいる人とは違う感じである。 がたいのいい、赤毛の大男。 むっちりした野生児のような筋肉。 「先輩、、、」 その左にいるのは、しゅとした、細い筋肉の女性である。 だけど、雰囲気が違う。なんていうか油断してたら殺られるようなそんな雰囲気 「あー、ちいたん」 「緑ちゃん、娘さんと買い物へ出かけるのはいいけど、私たちと待ち合わせたんだからあとでちょっと付き合ってもらうわよ」 ーー今日は、現実世界(こっち)の仕事も終わったし、いいということになる そして、「負けんなよ、かあさん」 「おかあさーんがんばれぇーー」 「頑張ってーー」 小学三年の兄と、5歳の娘そして、小学六年になる長女の三人からの声援とともに、市民体育館でダッシュする、5周であるが 「早い、、、、」 「二人とも人間じゃない」 アスリートもかくやというスピードで走る、あっという間に、5周である。 「ふぅ」 「子持ち、リア充なんかに負けられないわよ」 そして、卓球、テニスどれも人外の域である。 「ここは、今誰もいないわね、やるわよ本気で」 「来なさい、へし折ってあげるから」 ーー妖怪、解放。土蜘蛛。 背中から、足が蜘蛛のようになる。なんていうか 全身から発光ーー。。 「見えな、、、、」 「いいじゃない、私も本気でいかないとね」 ーーーそして、お尻からはえている、尻尾で攻撃してくる 「く、相変わらず、蜘蛛とかいっときながらその攻撃卑怯だわね でも、別に打つ手がないわけじゃないのよリア充」 「大体ね、いつも、私をリア充とかいうけどね、旦那様いつも 写真をとりに国内外にいっていていないのよ。いちゃいちゃできないのに リア充って」 仲の良さがつたわってくる。 「、、、でも、卑怯」 「まぁ、俺も土蜘蛛さんが、卑怯だと思うけど」 「まぁ、みとけ茨城(いばらき)」 両手からを、茨の城をつくり、そして攻撃する 「いてて、いて、、、相変わらず、いやな攻撃をするわね」 「それはどうも」 茨の城で、いつも土蜘蛛は攻めあぐねる、で、決まって 「まいった、こうさん」 手を上げる、そして、蜘蛛の足を引っ込める。 「ほら、なーー二人とも模擬戦はここで終わりだ さて、、、二人とも、能力なしで戦って見ろ」 土蜘蛛は、低い背をさらに低くして、地面に這うようにしてる。 「な、なに」 「なんだ、これ」 「よく見ておけ、これが、おまえたちが目指している領域だ むしろ、特殊能力ありの攻撃を、喰らって倒れるやつはまれだ 基本は、効かないーーだから、それ以外の戦いも必要になる」 「あ、土蜘蛛さんが、先に」 「、、、動いた」 小学六年生の娘が、興味なさそうに 「母さんは、すごいけど。よわいよでもね、、、」 「くっ」 「下段攻撃は、そもそも避けにくい」 そして、けりを、左腕一本で体を支え、足を蹴る なんていうか。強い そこから流れるような、連続下段攻撃 「茨城さんは常に。特殊能力なしで母さんを抑えることはできない」 そして、土蜘蛛土隠(つちぐもつちごもり) 茨城神武(いばらぎじんむ) の戦いも終わり、 「よし、二人とも訓練終わり、そうだ土蜘蛛俺と戦って見ろ」 源頼光(みなもとのらいこう) さっきの、下段攻撃も完封される 「と、このように、俺たちは、それぞれ持ち味がある」 「あの、あなたは、特殊能力は」 「ない」 「本当にない」 ーーつまり、誰でもできる努力で勝ち残ってきた猛者というわけだ その筋肉は伊達じゃない 「二人とも頑張れよ」 そして、二人はその夜。言われたとおりの基地にいく 「はいはいー新人ですねーあの、ドアを通ってください」 ドアを通る。 「なんだこれーーー」 そこには、砂漠が見える、透明な壁。そして赤い月が三つついている。 「なに、、これ、、、、」 ーー模擬戦闘室、特殊能力だけ ーー模擬戦闘。特殊能力なし 「なんだ、、、これ」 「でも、、、見ておこうか」 そこへ、土蜘蛛ヶ出る 「はい、特訓するよ、二人とも」 連れられていったのは、訓練室 そこへいたのは、大勢の新人たち 「はいはーい、では潜入を防ぐための、防衛のこつね チームをくんで、三人一組」 そして、三人一組造る そして、造ったら 「はい、隣の三人組と向き合って、そこではい」 大きめの輪をくばる 「そこが陣地」 「で、交代にね、陣地を奪う側と。陣地を守る側でたたかってもらいます 試合開始」
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