外国人・移民関連

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外国人・移民関連

水元の過去に関する分野です。 物語のメインストリームからは外れるのと、ストーリーが響野視点で進むこともあって、あまり深くは踏み込めなかった部分です。 読んだ文献が彼の生い立ちにマッチしているのかどうかも自信がなかったり(文献自体は気づきが多くて大変ためになりました)。 小学生の頃、近所に住んでいた友達と毎日のように遊んでいました。遊びの輪には男子も女子も高学年も低学年もいて、特に仲の良かった子はお母さんがブラジル人でした。日本語のわからない小さな弟にポルトガル語(たぶん)で話しかけているのを見て、家族が外国人ってこういうことなんだ、と腑に落ちた覚えがあります。 昔の出来事なので忘れている部分も多いのですが、外国人や移民の話になると最初に思い出すのはその当時の光景です。 ハーフの友達について言えば、一緒に遊んだ記憶しかなくて、その子を取り巻いていた環境がどんなものだったのか、相手がどんなことを感じていたのかについては、一度も話したことがありませんでした。 たまに、当時一緒に遊んだメンバーは、どんな大人になっているだろう?、と想像してみることがあります。 もっと色々な話をすれば良かった。ドッヂボールくらいしかしませんでした。 なんとなくですが、同調圧力が苦手で、集団からちょっとはみ出しがちな子が多かったような気がするので、大人になってから会っても意外に馬が合うかもな……と都合よく考えたりしています。 【書籍】 高野秀行『異国トーキョー漂流記』集英社,2005. 杉山春『移民環流―南米から帰ってくる日系人たち』新潮社,2008. 高野秀行『移民の宴 日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活』講談社,2015. 安田浩一『団地と移民 課題最先端「空間」の闘い』KADOKAWA,2019. 【Web】 「まちでみつけた小さなブラジル ~鶴見~」,BemVindo!ブラジル街(管理者:平野勇),2014.6,<https://brasil-navi.net/blog_info136.html> 下地ローレンス吉孝「「日本人」とは何か?「ハーフ」たちの目に映る日本社会と人種差別の実際」,ニッポン複雑紀行(認定NPO法人難民支援協会),2018.6,<https://www.refugee.or.jp/fukuzatsu/lawrenceyoshitakashimoji01> 「横浜 鶴見にある「南米タウン」とは?」,横浜で暮らそう(株式会社ハマ企画),2020.9,<https://www.sumaitoseikatsu.yokohama/archives/6144>
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