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「まあまあ、こうして日常を送れてるんだから今を噛み締めましょう」
そう告げるのはミュウだ。
光太郎と共にサバイバルゲームに放り込まれ、見事に帰ってこれた。
彼女も非日常にドップリと浸かっていたが故に日常の空気に飢えていた。
今この瞬間の空気を思いっきり吸い込んでいる。
光太郎もこの何気無い日常を嬉しく思わない筈がない。
「はあ。しゃーねーな」
光太郎は頭を掻きながら答えた。
事実、光太郎はこの日常を噛み締めるのが“本当に久方ぶりであったから。”
『キリングゲーム』の世界が『魔法少女☆ミラクル』の世界と同化し、解決後に上村家へ帰ってきた――“その次の瞬間にまた非日常に放り込まれたのだ。”
事件が終わったかと思った直後に新たな事件に巻き込まれた。
その内容について語らねばならない。
予め言っておく。
これは既に解決する事が確定している物語である事を――――。
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