日常をしみじみと感じる

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「はあ、それでも誤解が解けて晴れて生徒会メンバーの仲間入りとは」 まあ、文化祭を終えた辺りから光太郎を頼り始めた生徒や教師が数多く居た。 大変に名誉な事であると同時、光太郎にとって面倒事の到来を予言する占いでしかない。 しかも占いは見事に的中 光太郎は生徒会メンバーに所属する事に。 「なあ、辞退したいんだけど? 面倒は避けたいんだけど?」 「だーめ。諦めなさい」 光太郎は手を挙げて自らの意思をはっきりと伝えるも、生徒会長から一蹴される。 「職権乱用だ!!」 「私の推薦でメンバーに入れたんだから、余計に逃げられないわ」 「それを分かっててやったのか」 逃亡を許されない状況に光太郎はいつの間にか包囲されていたのだ。 「まあまあ、頑張ろうよ光太郎君。私も一緒に頑張るから」 そう言ったのは静香だ。 彼女もシレッと生徒会に所属していた。
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