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要人が望むように、体は溶け、こぼれる蜜の音が、理性を崩す。
「志茉、意識を飛ばさないようにな?」
「なに……言って……あ……あぁ……」
両脚を抱えられ、太ももに蜜がしたたり、ぬるりとした感触を感じた。
要人が与えた快楽によって、私の思考が鈍くなっているとはいえ、脚を開かされた格好は恥ずかしい。
その羞恥心を消すように、要人が指で敏感な前を嬲り、自分だけを欲しがらせ、頭の中真っ白にさせた。
ただ私の中にあるのは、要人だけ。
浅い部分に埋められた要人の熱い塊が、奥まで込められ、体がのけ反った。
内臓をえぐるような深い繋がりが苦しく口を開け、呼吸をする。
「ひ……あ……」
シーツを掴み、その衝撃に耐えていると、要人は私の手にキスをした。
「狭いから、きついかもしれない」
「……う……ん……。要人が……苦しくないように……して……」
「志茉」
「んっ……!?」
なぜか、要人は呆れた顔をし、自分の唇で口を塞ぐ。
深いキスをされながら、ゆるゆると奥を突かれ、揺さぶられる。体も唇も、余すことなく繋がり、どちらのものがわからない水音が聞こえてくる。
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