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「俺を煽ったからな。志茉、覚悟しておけよ」
唇を離し、要人は濡れた唇を舌で舐め、私を見下ろす。
その宣戦布告に、私は怯えた。
「あ、煽っ……? ひっ……あっ!」
脚を抱え直し、引き抜いたかと思ったら、一気に埋め込んだ。
頭の中が真っ白になり、目の前がちかちかと点滅する。
「あ……あぁ……」
達したのだとわかったけれど、要人はそれでやめてくれるわけがなかった。
激しく突き上げ、達したばかりの痺れた体に、新しい熱を誘い、頭がおかしくなりそうな快楽を与えた。
逃げられないように、腰をしっかり掴まれて、重く深く、体を攻め続ける。
汗が落ちても、冷たいとは思わないくらい体は熱を持つ。
「……っ! あっ……あぁっ……」
シーツから離れた手を要人が握る。
繋がった手を見つめたかと思うと、深くに押し込み、自分の存在を私の体に刻み付け、熱いものを吐き出した――快感が体を支配し、爪先がシーツを蹴る。
「ひっ……あっ……!」
「志茉……っ……」
快楽の波に溺れかけた私の顎を掴み、喘ぐ口を塞ぎ、まだ足りないというように、私を食らう。
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